恒大危機
中国の不動産大手、中国恒大集団の
経営危機を巡り、中国の金融当局が
警戒を強めているそうです。
1990年代の日本のバブル崩壊のように
不動産から金融危機に発展すれば、
経済全体の低迷が避けられないからだ。
足元では銀行の不動産業向け融資の
不良債権比率が上昇するなど、影響が出ており、
政策運営は綱渡りを強いられる。
中国人民銀行(中央銀行)は9月27日に
発表した金融政策委員会後の声明で、
「不動産市場の健全な発展と住宅購入者の
合法的な権益を守る」と明記した。
声明で個別業界に言及するのは異例だ。
29日には、銀行と保険、証券の監督当局、
住宅建設当局、主要銀行24行の関係者を集め、
不動産金融に関する会議を開催。
「地価の安定、住宅価格の安定、
(不動産市場の将来への)期待の安定」の
目標に向け、金融機関に対し、関連部門や
地方政府と協力するよう求めたそうです。
恒大危機を受けて不動産価格が急落すれば、
不動産業界全体の打撃になり、不動産業に
貸し込んできた金融機関の不良債権が急増する。
中国の経済は不動産ですからね。
倒産すれば、広がる可能性もあります。
中国は日本のバブル崩壊も研究していますからね。
でも予断を許しません。