エース森本

サッカー・日本代表合宿（３日、日産スタジアム）南アＷ杯後の初戦となる４日のキリンチャレンジ杯・パラグアイ戦（日産ス）に向けて公式練習。アルベルト・ザッケローニ新監督（５７）から、次代のエースと期待されるＦＷ森本貴幸（２２）＝カターニア＝は、１トップでの先発が濃厚になった。

　新生「サムライブルー」のエースは自分が担う。ＦＷ森本が１トップでの先発出場が濃厚となった。

　「気持ちを前面に押し出してやりたい。新代表（ゴール）１号？　同時にチームが勝てばいい」

　これまで国際Ａマッチ６試合出場で、先発は昨年１０月のトーゴ戦（◯５－０、宮城ス）のみ。得点も同戦の１点だけで、南アＷ杯は出場機会すらなかった。
それだけに「新チームではポジションを取る」と意欲を燃やす。

イタリア人のザッケローニ氏が監督に就任し、
期待も高まる。新監督はセリエＡ５季目の森本の能力を高く評価。
日本サッカー協会の小倉純二会長（７２）には
エースに育てると明言した。

さらに、追加も含め招集された２４人中、
今季チェゼーナに移籍したＤＦ長友を除けば、
セリエＡのプレー経験があるのは森本だけ。
「言葉の問題はない」と意思疎通がしやすく、
イタリア流の戦術理解も負担は少ない。

この日の練習では主力組の１トップに入り、
トップ下のＭＦ本田と連係を確認した。
Ｗ杯で無得点に抑えられた相手から点を奪えば、
絶好のアピールになる。「ＦＷなので点を取って勝つ」。
視察する新監督の前で、森本が新エースに名乗りを上げる。

同じ世代として、
ガッツがある若い森本に活躍してほしいですね。