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グーグルストリートビューカー

Googleは10月9日(現地時間)、
自動車用自動運転システムを開発中であると発表した。
既に米カリフォルニア州の公道で走行テストを実施しており、
同システムを搭載した自動車を14万マイル
(22万5000キロ)以上走らせたという

実験中の“自動運転カー”は、
ビデオカメラ、レーダーセンサー、
レーザー測距器を使って車や通行人の状況を“見”ながら、
Googleが収集した詳細な地図データを参照して目的地に進む。
同社のデータセンターで「Googleストリートビューカー」が
収集している膨大なデータを処理することで、
こうした自動運転を可能にしているという。

走行テストでは安全を期して、
運転席には訓練を受けたドライバーを、
助手席にはソフトウェア技術者を乗車させており、
あらかじめドライバーが従来の方法で走行して
状況を把握しているルートを走っている。

Googleエリック・シュミットCEOは、
先月開催された「TechCrunch Disrupt」イベントでの講演で、
「自動車は自動で走行すべきだ。
自動車の方がコンピュータより先に発明されたのは間違いだった」
と語っている。

同プロジェクトを率いるセバスチャン・スラン氏によると、
交通事故と炭素排出を減らし、
人々の自由時間を増やすことが、このプロジェクトの目標だという。
スラン氏はスタンフォード大学のコンピュータ・サイエンス学科と
電気工学科の教授で、
スタンフォード人工知能研究所の所長を務めており、
GoogleにはDistinguished Software Engineerとして参加している。

同プロジェクトには、
国防総省高等研究計画局(DARPA
主催のロボットカーレース「Grand Challenge」参加経験を持つ
優秀な技術者を集めたという。
スラン氏はこのレースの常連であるスタンフォードレースチームの
リーダーでもある。

New York Timesが同日掲載した取材記事によると、
この自動運転カーの実用化には8年以上かかるという。
同記事には自動運転カーに同乗して
撮影した動画や写真が掲載されている。