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チリ落盤

8月5日の落盤事故で作業員33人が閉じこめられたチリ北部
サンホセ鉱山の救出作戦が早ければ今週末にも行われる可能性
が出てきた。当初はクリスマスごろと推測された救出作業だが、
救出用トンネルの掘削が想定以上にスムーズに進んでいるため
で、事故発生から2カ月余りで救出にこぎつける見込みが
高くなった。

チリ政府関係者によると、プランBとよばれる井戸用高速掘削機に
よる救出用トンネルの掘削が6日、
目標まで残り100メートルに達した。
早ければ8日にも貫通するという。

貫通したら、救出用トンネルに厚さ約3センチの鉄パイプを
入れてトンネルの壁面を補強する。深さ624メートルのトンネル
全部を補強しても約2日間で作業は終わる計画。
補強が必要なのは、地盤が崩れやすい地上から
約100メートルだけと判断される可能性もあり、
その場合には約15時間で補強が終わる。鉄パイプは6日、
既に現場に運び込まれている。

15日から欧州外遊を予定していたピニェラ大統領は、
救出作戦に備えて出発を17日に延期した。

AP通信によると、救出用トンネルが完成したら、
まず救助隊2人が地下に降り、33人が救出用カプセルに
乗る順番を決める。作業員は、カプセルに乗る8時間前から
食事を抜いて、排せつしないようにする。

作業員らは救出後、ヘリコプターでコピアポ市内の病院に
運ばれる予定。健康状態と精神状態のチェックが完了するまで
家族との面会も制限される。

作業員は太陽光から目を守るため、最初は闇の中で生活し、
その後も人工光の中で一定時間を過ごすことになる。
カリフォルニア州の企業が紫外線を100%カットする
サングラスをチリ政府に寄付した。